第11回 小田原RTRセミナー
ペロブスカイト・LIB量産に関わる最新技術紹介
25年の初回はペロブスカイト太陽電池・LIBのRoll To RollやUV製造設備の最新技術に携わっている研究者・技術者・経営者の方々をゲストに招きます。
参加希望者は下記フォームから申込ください。後日、御案内メールを送ります。
日 時 :25年 2月 7日 (金) セミナー(13時~16時50分)、ネットワーキング(17時~18時半)
場 所 :おだわらイノベーションラボ 小田原駅構内から徒歩5分
小田原市栄町1-1-15 ミナカ小田原 (小田原新城下町2階)
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/municipality/public_private_partnerships/p31843.html
定 員 : 28名
参加費:無料(但しPDF技術資料¥18,700税込の購入者にチケット配布)
<プログラム> 下スクロールにアジェンダ記載
13:00-13:10 オープニング
13:10-14:10 ペロブスカイト太陽電池の現状と課題 (産総研 瓦家氏)
14:20-15:20 最新の塗工技術のご紹介 (テクノスマート 市川氏)
15:30-16:10 紫外線の産業応用とXeエキシマランプによる洗浄・改質 (東芝ライテック 前田氏)
16:10-16:50 Roll To Rollクリーンルーム製造における異物対策 (AndanTEC 浜本)
17:00-18:30 ネットワーキング→懇親会 (無料、希望者のみ)
<登壇者>
市川 太空美 氏 (株式会社 テクノスマート 滋賀事業所 技術統括部 研究開発部 執行役員 部長)
瓦家 正英 氏 (産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター 有機系太陽電池研究チーム 招聘研究員)
前田 祥平氏 (東芝ライテック株式会社 産業デバイス事業部 技術部 UV技術第二担当 主務)
浜本 伸夫 (AndanTEC 代表)
【プログラム】
13:10-14:10 ペロブスカイト太陽電池の現状と課題 (産総研 瓦家氏)
1. はじめに
1-1 エネルギーの供給過程と利用形態
1-2 主要太陽電池の分類
1-3 各種太陽電池の光電変換効率変遷
1-4 光電変換効率評価
2. 塗布型太陽電池の概要
2-1 有機薄膜太陽電池の開発
2-2 色素増感太陽電池の開発
2-3 ペロブスカイト(灰チタン石)の発見
2-4 BaTiO3(ペロブスカイト誘電体)
2-5 有機無機ペロブスカイトと量子ドットインク
2-6 固体型色素増感太陽電池
2-7 高効率固体型ペロブスカイト増感太陽電池
2-8 ペロブスカイト太陽電池の基本構造
2-9 論文での光電変換効率推移
2-10 ペロブスカイト太陽電池断面SEM
2-11 ペロブスカイト太陽電池(メソポーラス型)作製手順例
2-12 ペロブスカイト前駆体溶液
2-13 連続塗工での平滑化処理(貧溶媒検討)
2-14 ペロブスカイト層表面平滑化処理
2-15 最適プロセスの検討(塗布~乾燥)
2-16 1ステップ法、2ステップ法・作製プロセス
3.ペロブスカイト太陽電池の展望
3-1 ペロブスカイト太陽電池開発参入企業
3-2 中国企業
3-3 各社のモジュール
3-4 1ステップメニスカス法
3-5 太陽光発電性能(実用化)を決める三大要素
3-6 安定性阻害因子
3-7 封止セル
3-8 高耐久性材料(変換効率20%以上)
3-9 耐久性評価基準(ISOS)
3-10 測定標準化の取組み(国際ラウンドロビンテスト)
3-11 ペロブスカイト太陽電池の開発課題
3-12 VOC(揮発性有機化合物(溶剤))
4.おわりに 交流?直流?
14:20-15:20 最新の塗工技術のご紹介 (テクノスマート 市川氏)
1. 会社紹介 当社の装置が生み出すもの
歴史・ 拠点・ 滋賀事業所
2. 電極製造装置での塗工の自動化
ハード編 ダイヘッドとは
お客様の事情による自動化開発
自動化装置の納入実績
透明膜の膜厚制御
電極スラリ塗工の膜厚精度
自動化でできること
検収運転での結果
ソフト編 ダイマニホールド設計は大変
自家製吐出精度計算ソフト「Flash SimulationⅢ+」
見える化への取り組み
3. 持続可能社会の実現に向けた取り組み レーザー加熱
4. テクノスマート新実験棟「Technical Synergy Center」のご紹介
15:30-16:10 紫外線の産業応用とXeエキシマランプによる洗浄・改質 (東芝ライテック 前田氏)
1. 光(電磁波)と放射光源の基本
1-1 光とは?
・電磁波の種類
1-2 東芝の照明
・照明事業130有余年の歴史
1-3 一般的な光源の種類
1-4 照明技術の変遷
2. 紫外線の産業応用
2-1 東芝ライテックの産業分野 製品群
2-2 紫外線(UV)の多様性
2-3 紫外線(UV)の産業応用例
・液晶パネル製造工程
・高機能フィルム製造工程
・ペロブスカイト太陽電池製造工程
3. Xeエキシマランプによる洗浄・改質
3-1 エキシマランプとは?
3-2 Xeエキシマランプについて
・放電原理と発光原理
・Xeエキシマランプの特徴
3-3 Xeエキシマランプによる洗浄・改質
・洗浄・改質のメカニズム
・洗浄・改質の事例
・他方式とのベンチマーク
3-4 東芝ライテック Xeエキシマランプのラインアップ
4. おわりに
東芝ライテックの紫外線(UV事業)が目指すビジョン
16:10-16:50 Roll To Rollクリーンルーム製造における異物対策 (AndanTEC 浜本)
1. Roll To Roll工程のクリーンルーム
1-1 クリーン度の分類(ISOとUS規格)
1-2 イブツのサイズと種類(人由来・基材・設備由来
1-3 空調換気の頻度(部屋サイズと風量)
2. 乾燥起因の面状トラブルと対策
2-1. ハジキ (メカニズム)
2-2. クリーン度を維持する換気と風速
2-3. 塗工室の換気が誘発する風ムラ
2-4. 塗工室のクリーン化に必要な換気頻度
2-5. 塗工室と前後ゾーンの圧力バランス
2-6. 塗工室の気流の数値解析
2-7. 気流の履歴
2-8. 下向き塗工面による風ムラ対策 (密度流)
3. 静電気対策
3-1 なぜ帯電するのか?(接触帯電と帯電列)
3-2 帯電を逃す方法(アース・表面抵抗・自己放電)
3-3 帯電を打ち消す方法(静電印加によるイオン風)
3-4 除塵器の配置(基材・周辺金属との距離)
4. 着替えフロー
4-1 粘着マット(有効な設置箇所・よくある間違い)
4-2 エアシャワー(ノズル向きと基本姿勢)
5. 除塵によるクリーン化
5-1. イブツの付着状態と除去方式
5-2. Dry除塵 (エアナイフ)
5-3. Dry除塵 (超音波除塵の原理)
5-4. 作業者スペース(操作盤・PCの設置箇所・床の色)
5-5. 製品・機器の搬入出力(巻出し〜巻取り分離・LGV・梱包作業)