各分野の専門家を招き、ペロブスカイト太陽電池の実用課題(産総研:瓦家 正英氏)、リチウムイオン電池の塗工液挙動(PIA:辰巳 怜氏)を解説していただき、浜本も間欠塗工技術をレビューします。いつものようにセミナー後には軽食とネットワーキング懇親会も設けます。金曜午後に小田原駅前で技術交流しませんか?申込は本サイトHOME→「 小田原RTRセミナー」を参考の上、下記フォームからお願いします。
日 時 :8月23日(金) セミナー(13時~16時)、ネットワーキング懇親会(16~18時頃)
場 所 :おだわら市民交流センターUMEKO 第7会議室 (小田原駅東口駐車場1F)
小田原市栄町1-1-27 https://umeco.info/use/access/
定 員 : 33名
参加費:無料(セミナー及び懇親会。但しPDF技術資料¥17,000税込の購入者にチケット配布)
<プログラム> 内容と講師プロフィールは送信フォーム下またはパンフレット(PDF)を御覧ください
13:00~13:10 オープニング
13:10~14:00 ペロブスカイト太陽電池の現状と課題 (瓦家 正英)
14:10~15:00 スラリー流動・乾燥現象の見える化 (辰巳 怜)
15:10~15:50 薄層塗工とLIB間欠塗工の技術解説 (浜本 伸夫)
16:00~18:00 ネットワーキング → 懇親会 (無料、希望者のみ)
<プログラム>
【第1部】
ペロブスカイト太陽電池の現状と課題 (瓦家正英)
1. はじめに
1-1 エネルギーの供給過程と利用形態
1-2 主要太陽電池の分類
1-3 各種太陽電池の光電変換効率変遷
1-4 光電変換効率評価
2. 塗布型太陽電池の概要
2-1 有機薄膜太陽電池の開発
2-2 色素増感太陽電池の開発
2-3 ペロブスカイト(灰チタン石)の発見
2-4 BaTiO3(ペロブスカイト誘電体)
2-5 有機無機ペロブスカイトと量子ドットインク
2-6 固体型色素増感太陽電池
2-7 高効率固体型ペロブスカイト増感太陽電池
2-8 ペロブスカイト太陽電池の基本構造
2-9 論文での光電変換効率推移
2-10 ペロブスカイト太陽電池断面SEM
2-11 ペロブスカイト太陽電池(メソポーラス型)作製手順例(実験室)
2-12 ペロブスカイト前駆体溶液
2-13 連続塗工での平滑化処理(貧溶媒検討)
2-14 ペロブスカイト層表面平滑化処理
2-15 最適プロセスの検討(塗布~乾燥)
2-16 1ステップ法、2ステップ法
2-17 ペロブスカイト層作製プロセス
3.ペロブスカイト太陽電池の展望
3-1 ペロブスカイト太陽電池開発参入企業
3-2 中国企業
3-3 各社のモジュール
3-4 1ステップメニスカス法
3-5 太陽光発電性能(実用化)を決める三大要素
3-6 安定性阻害因子
3-7 封止セル
3-8 高耐久性材料(変換効率20%以上)
3-9 耐久性評価基準(ISOS)
3-10 測定標準化の取組み(国際ラウンドロビンテスト)
3-11 ペロブスカイト太陽電池の開発課題
3-12 VOC(揮発性有機化合物(溶剤))
4.おわりに
4-1 交流?直流?
【第2部】
スラリー流動・乾燥現象の見える化 (辰巳怜)
1-1 粒子分散系とものづくり
1-2 数値シミュレータ SNAP
1-3 空間スケールとモデル
1-4 粒子間DLVOポテンシャル
1-5 数値シミュレーション概要
1-6 分散機・混練機の流動解析
1-7 剪断率と分散度
1-8 粒子分散系の流動特性
1-9 分散凝集と見かけ粘度
1-10 レオロジー特性と構造の関係
1-11 Large Amplitude Oscillatory Shear
1-12 線形粘弾性
1-13 粒子分散系の乾燥特性
1-14 乾燥欠陥(スキン層形成)
1-15 濃縮層形成条件
1-16 分散凝集と乾燥速度
1-17 大小粒子混合系の乾燥
1-18 偏析と乾燥速度
1-19 導電ネットワーク形成
1-20 導電性と粒径比
1-21 粒子膜の構造規則性
1-22 粒子膜の光学特性
【第3部】
薄層塗工とLIB間欠塗工の技術解説 (浜本伸夫)
3-1. 塗工方法の比較(三種しかないダイ方式)
3-2. 実験室とRoll to Rollの違い
3-3. 薄塗りと厚塗り
3-4. 薄塗り限界 (スジ)
3-5. 最小膜厚 (Ca数との関係)
3-6. 塗布可能領域 (Coating Window)
3-7. Couette-Poiseuille流
3-8. Couette-Poiseuille流(非ニュートン)
3-9. リップ形状(厚塗りと薄塗り)
3-10. 上リップの渦
3-11. 厚塗りの操作
3-12. 背面減圧しない操作方法
3-13. より薄く(OverBite)より厚く(UnderBite)
3-14. リチウムイオン二次電池の構成
3-15. 正負電極の塗工方法 (間欠塗工)
3-16. スロット間欠方式(流量・ギャップ可変)
3-17. スロット沈降対策
3-18. スロット端部厚み調整
3-19. 膜厚の始めと終わり
3-20. 塗り切り厚み調整(ギャップ法)
3-21. マニホールド・リターン
3-22. ポンプ・バルブ法
3-23. ピストン開閉法
3-24. 回収バルブ遅延方式
3-25. 開閉バルブ圧力制御方式
3-26. バルブ弁・ギャップのハイブリッド方式
3-27. 両面塗工の基材エア保持
3-28. 両面塗工の基材ローラー保持
3-29. 塗付けの流動(物質収支)